「高妻山＆美ガ原」・登山紀行

『日本百名山・登山紀行』

　「高妻山＆美ガ原」①（思案）



  昨日、一日ゆっくりしたお陰で筋肉痛が少し和らいでいる。

記憶が鮮明なうちにタイプしておきたいと思うのだが、一気にタイプすることも

できないので夕暮れになると記憶が薄れていそうな気がする。


  平成１０年７月１７日（金）夕刻・大阪出発。

  今回は３連休ということもあって前々から行動を予定していた。

目的地の候補は、上越「火打山＆妙高山」の縦走か、「高妻山」もしくは、「鳥海

山」の３山であった。

  天候、日程、山の花の状況、人手（混み具合）等々を考慮して色々と考えたが

最後の最後までなかなか決められなかった。

  もう少し残雪がある時期に行きたい「鳥海」を今回は落として、上越の二つの山

に絞り込んだが、まだ決まらない。「火打」に行きたいのだが「高谷池ヒュッテ」

に問い合わせたところ、１００人収容のヒュッテが満杯で４０ぐらい張れるテント

場も午前中には満杯になるだろうとのことだった。

  池塘（ちとう）が点在し、高山植物が咲き乱れる憧れの「火打」がどうしても捨

て難いのだが、混雑では、その素晴らしさが半減してしまう。

  う～。

  いずれの山も高速の降り口は「妙高高原」である。

目的の山をまだ決めれないうちに「妙高高原」へ向けてとにかく車を走らせる。


  「妙高高原」までは５００kmを越えるロングドライブになるが昔に比べると高速

道路が妙高までつながっているので、だいぶらくになった。


  ６時間ほどで「妙高高原」に到着。

「池の平温泉」に２４時間営業の”ランドマーク妙高高原”という温泉がある。

車を降りて、着替えだけを持って、早々に露天風呂に飛び込む。



  あ～。

  
  ふぅ～。

身体の疲れがお湯に溶け出していくのが分かる。


  あ～。


  外は真っ暗でなにも見えないが肩口あたりを高原の冷気が撫でていってくれる。

温泉の壁に温度計が埋め込まれていて、４２．５℃と赤くデジタル表示されてい

る、ぬるめの温度のせいか長い間つかっていられる。


  ふぅ～。

  このまま大阪へ帰ろうか？   そう思えるぐらい気持ちいい！

もう、充分満足した。


  あ～。




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